【media】松下洸平さん 主演 『放課後カルテ』 第8話 を観た感想 ― 場面緘黙の子から見える景色を 見てみよう ―

緘黙

「放課後カルテ」というドラマが現在放送されています。
12月7日(土)放送分が場面緘黙のお話しだったので紹介いたします。

放課後カルテについて

原作は日生マユさんによる医療マンガで、2011年から2019年にかけて『BE・LOVE』(講談社)で連載されていたそうです。

物語の舞台は、小さな田舎町にある小学校。
主人公は、かつて優秀な救急医として活躍していたものの、ある理由で都会を離れ、小学校の非常勤医として働くことになった医師・牧野薫(まきの かおる)。彼は一見冷淡で皮肉屋ですが、子どもたちの健康を通じて、家庭や心の問題にまで鋭く切り込んでいきます。

一人ひとりの子どもが抱える病気や悩みに向き合い、医師としてだけでなく、人間として寄り添う牧野の姿を描くハートフルな作品です。

第8話 あらすじ

第8話では、クラスメイトと話すことができない児童とその母親の物語が描かれます。

音楽会に向けて各クラスで練習が進む第八小学校。そんな中、真愛は教室ではクラスメートと一緒に歌うことも、話すこともできず、母を悩ませていた。

自宅でのコミュニケーションや、授業態度・成績にも問題のない真愛は、なぜ学校で話すことができないのかと、相談を受けた牧野は、真愛が社会的な場面でのみ声が出せなくなる「場面緘黙」だと診断する。

まんま自分を見ているかのよう

とてもよく描写されていると思います。

私も合唱では歌えませんでしたが、固まったり口を動かしていないと逆に目立つので、喋れないけど暗い顔をしないように心がけていました。なのでそこはちょっと違いますね。

気を遣われたくない、かわいそうと思われたくない、という意識が強すぎて、なんなら「喋れてますよ~」的な雰囲気を醸し出そうとしていたような気がします(笑)

でも本当に硬直しちゃう子もいるんですよね。

あとは、「おはよう」や「ありがとう」「ごめんなさい」が言えないのは本当に嫌でした。

嫌なことされた時は自分が我慢すればいいだけだから大した感情は浮かばないんですけど、感謝したり謝りたいって思った時に言葉が使えないのは辛かったです。

印象に残っているセリフ

セリフというか、カピタ?というぬいぐるみと心の中で会話をしている映像が何回か出てきます。
その中の一つがとても印象に残りました。

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真愛ちゃん:「真愛が話さないのは恥ずかしがりやさんだからなんだって」

真愛ちゃん:「真愛が強くなったらお話しできるってこと?」

カピタ:「どうかなぁー?ひとりぼっちでどうやって強くなるのさ。」

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自分ではなんで話せないのか分からないので、

「明日頑張れば声が出せる!」「まだ頑張りが足りていないだけだ。」

と思っています。

でも一人で良い方向へ進んでいくことなんてできるわけないのです。
子どもの時に支援が受けられないと、ずっと一人で頑張り続けて、もがき苦しむことになります。

まとめ

今回私もリアルタイムで観ていなかったのですが、友だちに教えてもらって見逃し配信で視聴しました。とてもよく描写されているので、たくさんの方に観ていただきたいと思います。

原作も読んでみたいのですが、この回に関しては言葉と微妙な動き、表情が見えるので、映像の方が分かりやすいかもしれません。

Tverでは12月14日(土)20:59まで配信されているようです。

※あとは、Netflixとhuluで配信されているようですが、すみませんこちらの放送終了日時は調べていません。

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