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【school】緘黙 vs 授業 ☆ 教科別

緘黙

喋れないということは授業中大きな支障となります。挙手できないので基本的に印象は悪くなってしまいます。そしてもちろんそれは成績に反映されます。高校以上になるとテストの点数重視なところがあるので楽でしたが、小学生は授業に積極的に参加していることが重要となってくるのできつかったです。ということで私が小学校時代の授業でどんなことを考えていたか、教科別にまとめてみます。先生や保護者の方々にも知っていただければなぁと思います。

ちなみに結果がダイレクトに数字となって表れる筆記テストは大好きでした。発表もなく黙々と答案用紙を見ている時間は至福の時でした。勉強は嫌いではなかったのですが、塾は知っている人が多くて難しいので、中学まで進研ゼミを続けていました。

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各教科

国語

教科書を順番に一文ずつ読んでいくというのがよくある国語の授業かと思います。が、まずそれができません。漢字も作文も好きでしたが、いかんせん喋れないことが絶対的に不利な教科です。テストの点は取れるけど成績は悪いという事態に陥ります。

社会

授業を聞いているだけの時は良いのですが、班ごとに何か調べるとなると途端に憂鬱になります。そして最終的に調べたことを前に出て発表となると、私は喋れないので自動的に模造紙に発表内容を書く係となっていました。

算数

一番気が楽だったかもしれません。公式を覚えて解いていくだけなので。前に出て問題を解くのも無言で出来るのでなんとかなっていました。完全文系なんですけど算数が嫌いではなかったのは緘黙のおかげかもしれません。

理科

実験がなぁ~。本来楽しいのかもしれませんが、みんなで何かをするということが苦手なので憂鬱でした。足手まといになるから…。そもそも、物体が変化したり新しい発見をしても「だからどうした」という冷めた目で見てしまう性格もあり理科はダメでした。

音楽

いや、もう明らかにダメですよね。歌えない…。高学年の頃は歌のテストを私だけ笛やピアノに変えてくれるという配慮がありましたが、まぁ歌えないは致命的です。

体育

まず球技は苦手でした。動きが派手すぎてできません…。特にバスケ。動きがかっこよすぎて無理。一輪車は家の近くで練習して乗れるようになりましたが、学校のテストでは恥ずかしくて出来ないふりをしました。

マラソンは好きでしたが、息が切れる声を聞かれないようにしなければいけないので、人からなるべく離れたところで走っていました。ゆえに順位を上げられず。

図工

絵画教室にも通っており、唯一の得意分野でした。なんですけど、基本的に描いているところ、作っているところを見られるのは苦手で、完成だけ見て欲しいと思っていました。

4年生の頃、通知表を見た父が激怒していたということを後になって聞きました。なんでも、図工の成績が異常に悪かったというのです。「喋れないからって図工の成績を落とすのはおかしい!抗議してくる!」と騒いでいたようですが、母に「まだ一学期だし、ここで事を荒立ててはにかんが先生に目を付けられたら大変だから様子を見ましょう」と言われその場は収まったそうです。

私が得意な科目だし、それまでは成績が良かっただけに学年変わって急に落ちたことに違和感があったようです。当の本人は全く知りませんでした。毎日それどころではないので

まとめ

とまぁ全体的に気の休まる日はなく、今日はアレとアレがあって、これはいける、ここは不安というのを常に考えていました。あと質問できないのが結構しんどくて、勘でやってみて「あ、違う」ってことはよくありました。

本当に好きな教科は国語、体育、音楽、図工でした。でも安心して授業を受けられるのは算数と図工ぐらいでした。やりたいこととできることは違うという認識はこの頃からあった気がします。

今までの人生でも、好きなことではなく少しでも不安点の少ないものを選んできました。やりたいことをやりたいと思わないように心に閉じ込めて。

場面緘黙は諦めることが多いです。そのうち自分の意見なんかなくなっていきます。

私は今は少しずつやりたいこともできるようになりましたが、やはり諦め気質は治りません。もっともっと自分を信じて積極的にならなければなと思います。まだまだ生きたいので。

こちらのサイトも参考になさってください→ かんもくネット 

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