はい、ということで前回に引き続き本田秀夫先生の講演会でのお話でございます。
前回の記事はこちら↓
視覚的構造化
お子さんが学校へ行く時間になっても準備もせず癇癪を起すというお悩みに対し、「まずはいつ何をやるのか見えるようにしてみてください。」とアドバイスされたそうです。絵カードの活用ですね。
そうしたら、嘘みたいにすんなり動けるようになったといいます。
学校へ行きたくないとかではなく、ただただ予定が見えなくて不安だったのでしょうね。
時間が決まっていて、それが見えるかたちになっているということは、とても安心なことだと思います。私もやることが明確になっていないと嫌なので、よくわかります。
それは、大人になってからの方が悪化している気がします。
「苦手な場面」の記事でも書きましたが、私はプログラムがあると安心するのでこのお話は大変共感しました。書かれている数字(時間)と内容を追ってやり過ごしているので、予定が変わると「わーっ」となります。
何でもないように過ごしますし、もちろん対応はできますけど、コンサートのアンコールや、会議や飲み会の延長などのように予定していた以上の時間がとられることもとても苦手です。
初めて行く場所とか勝手がわからないところは憂鬱でしかないです。どんなに楽しいことが待っているとわかっていてもです。あ、でも誰かと一緒だとだいぶ気が楽ですね。
という感じで、脳に視覚情報が記憶されていないこと、または記憶と違うことが起こるのが苦手なので、口頭での指示を受けることが苦手です。冒頭のお子さんと同じですね。
電話は特に苦手です。聞き取れない。
聞いているけど全然頭に入ってこないんですよね。自分がそうなので、相手もそうかと思い、メモを渡したりメールをしたり、できるだけあとで見返せるもので伝達するようにしています。
それは相手のためでもあるし、自分がちゃんと伝えたぞ!という安心感を持つ意味もあります。
今日やること、今週やること、今月やることはスケジュール帳に書くほか、デスク周辺にも付箋やらメモやらいろいろ貼ってあります。
「窓を閉める」ぐらいのことも書いたりします(笑)
まとめ
ほかにもたくさん興味深いお話がありましたので、なにかの折にお伝えできたらと思います。
ちなみに、私の持っている「虹色なこどもたち」の仲間がもう一冊あるそうです。
「虹色なこどもたち」が5歳のお子さんを対象にしているものに対し、「星と虹色なこどもたち」は小学校低学年(3年生っだったかな?)を対象にしているものだそうなので、ご興味がありましたら是非読んで見てください。大人が読んでもおもしろいと思います。
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