おそらくほとんどの場面緘黙経験者が言われたことがあるのではないかと思われるこの言葉。言った方は何気ない言葉かもしれませんが、これ結構なダメージを受けます。
今ならわかります。「あって言って」も、「自己紹介してください」もかんもくの子にとっては難易度は変わらないってこと。文字数の問題ではないんです。
声を出すこと自体が不安で恐怖でとても恥ずかしいことなのです。
なので、正解は分かりませんが、私の経験からお話しするとざっくりこんな感じです。
~かんもくの子と接するとき大切なこと~
●突然話すことを強要しない(言葉は発しませんが、かなり頭の中ぐるぐるです)
●話せる子がいるのならその子を交えて遊ぶ(学校の外で)
→そのうち話せるお友だちが増える(かもしれません)
伝え方コミュニケーション検定
私は学校では話せませんでしたが、仲のいいお友だちと双方の家やその周りでは話せました。そのうちその子の友だちとも少し話せるようになり少しずつ友だちの輪が広がっていきました。
ただ、相変わらず学校では話せないので、一度話せなくなった環境で話せるようになるというのはなかなか難しいことだと思います。なので、無理はさせず少しずつ出来ることを増やして自信をつけさせてあげて欲しいです。
小さいころからまぁまぁ挫折を繰り返しているのでね。追い込むの厳禁です!
場面緘黙の症状は個々で違うので私の経験がすべてではありません。お子さんの様子を見ながらその子にあった方法を見つけてください。
また、保護者の方やお子さんを見守る立場の方も、一人で抱えず周りに協力を求めてくださいね。
家族みんなで幸せになれる道を見つけてください。
こちらのサイトも参考になさってください→ かんもくネット
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